2015年4月14日火曜日

雨の国立西洋美術館【グエルチーノ展】

こんにちは^^
キタキカクの喜多理恵です。

本日は上野の国立西洋美術館に行ってまいりました。

ちょっと前に、ツイッター上でモネの絵を紹介している方がいらしたので、久しぶりにモネの絵が見たくなってしまったのです^^
国立西洋美術館はモネのコレクションを数多く所蔵していることで有名ですからね!


ちなみに、初めてモネの本物を見たのは小学校の遠足で国立西洋美術館に来たときでした。
当時の先生に「近くで見ると何を描いてあるか分からないけど、遠くから見ると池に見える絵」って教わった気がします。(^_^;う〜ん
確かにその通りなんですけどね。


そして今日、雨の降る中、上野の国立西洋美術館へ。
こちらの四角い建物が国立西洋美術館。
ある一定の時期に建てられた美術館て、こんなかんじの四角い建物が多いですよね。で、中の作りがちょっと複雑になっているという……。

開館時間が9時半ですが9時前に着いてしまったので、上野公園内のスターバックスにてちょっと休憩。

こちらのスターバックス、とっても素敵な内装なのでオススメです!
上野公園の美しい緑を堪能できるようになっているのです^^


そんなわけで開館時間になり、美術館に戻りますが、今回、常設展の他に開催されていた企画展はこちらです。

「グエルチーノ展」
耳慣れない名前ですが、グエルチーノはヨーロッパ・バロック期を代表する画家だそうです。
光と影のコントラストが印象的な、ドラマチックな作風でした。

この展示は、グエルチーノの出生地であるイタリアのチェント市の協力のもとに開催されているのですが、このチェント市、2012年に大地震に見舞われました。
その影響で、市立絵画館はいまだに閉館のままだそうです。
今回、日本の国立西洋美術館で開催されることになった経緯として、チェント市立絵画館の再建を支援したいという想いがあったそうです。

そんな想いを書いたメッセージが展示室の一番最初に書いてあるんですよ。
それだけで涙が出そうですよね……

壁がくずれたチェント市立美術館から、消防士の方が絵を運び出す写真なども展示されていて、地震が身近である日本にとって、その様子は他人事ではないと思えます。

展示内容も、大作がたくさん持ち込まれていて、ものすごい迫力でした。
そのことだけで、美術館同士、国同士の信頼関係がひしひしと伝わってきます。
作品の素晴らしさもさることながら、芸術品を愛する気持ちが、世界をつなぐのだと感じられて、とても感動しました。
(チェント市のコメントでは、これを「美術館同士の崇高な連帯」と表現しています。かっこいい!→こちらのサイト参照)

ぜひ、国立西洋美術館に足を運んでいただいて、その感動を味わっていただきたいと思います(/_;)


はっ!
常設展のことも書こうと思ったらグエルチーノ展のことが長くなりすぎてしまいました(^_^;

国立西洋美術館は常設の所蔵品展が本当に素晴らしいので、また改めてご紹介したいと思います!
名画、名画、名画の嵐ですよ。