キタキカクの喜多理恵です。
ゴールデンウィークからおよそ3週間ほど経ちましたが、その頃に産み付けられたアゲハの卵が順調に成長しています。
アトリエの小さな庭にはレモンの木と柚子の木、あと数本の山椒の木があります。
まだどれもそんなに大きくはないですが、ゴールデンウィークが近くなってくると、アゲハ蝶がどこからともなくやってきて、卵を産み付けていきます。
(日本にいるアゲハ蝶は、柑橘系の葉か、山椒の葉にしか卵を産まないようです)
今年はとてもアゲハ蝶の数が多く、たくさんの幼虫が葉っぱの上にいましたが、鳥の子育ての時期と重なるせいか、そのほとんどが鳥のエサになってしまうようです(^^;
キタキカクとしては、アゲハと鳥(多分スズメが多そう)のどちらの味方というわけでもないので、自然の成り行きにまかせてはいますが、今のところ圧倒的に鳥が優勢です(^^;
アトリエの小さな庭は今のところ小鳥のレストラン状態です。
どちらの味方ではないと言いつつ、あんなに産卵しているのに全部鳥に食べられてしまうと、ちょっとアゲハ蝶がかわいそうになってくるので、山椒の鉢植えだけ家の中に避難させることにしました。
そのアゲハの幼虫がですね、無事に成長を遂げ、昨日めでたく前蛹(ぜんよう・本格的なサナギになる前の準備期間)に入ったので記念にブログに成長記を書いてみることにしました!
きっと苦手な方もいると思うので、今回はイラストで行きますね(^O^)/
まず、産卵されたばかりの卵は大きさわずか1ミリほど。
最終的に幼虫は女性の手の小指くらいの大きさになります。
↑絵で比べるとこれくらいの差です。
エサは山椒の葉っぱのみ!!
この幼虫の体はほぼ山椒の葉っぱでできていると言っても過言ではありませんね(^^;
こうやって食べたものがそのまま体になっているということを目の当たりにすると、自分の食生活も見直そうと思えてきます。
当たり前ですが、自分の体は自分が食べたものでできているのですよね。。。。
余談ですが、アゲハの幼虫は、柑橘系の葉っぱよりも、山椒の葉っぱのほうがきれいに食べてくれるようです。
柑橘系の葉っぱは山椒の葉っぱに比べて固くて大きいせいか、イラストのよう葉っぱのはじっこをある程度食べたら次の葉っぱに移ります。
山椒の葉っぱは小さくてやわらかいので、枝だけを残してきれいに食べます。(たまに枝も食べることもあります)
ところでアゲハの幼虫といえば、緑色の新幹線みたいな姿を想像される方が多いと思われます。
でもあの姿は、幼虫期の中でも最終的な段階(五齢)ということをご存じでしょうか。
図のように、幼虫は4回ほど脱皮を繰り返して、五齢の幼虫になります。
それまでは黒くてちょっと白い模様の入った姿なのです。
これは「鳥のフン」に擬態して身を守っていると言われているんですよ^^
部屋に保護した幼虫(二匹)は一週間ちょっと前に五齢になり、モリモリと山椒の葉っぱを食べていました。
山椒の木は丸裸寸前です^^;
そしてようやく昨日、一匹が前蛹になったのです!!
ちょっと長くなってきたので、ブログを二回に分けますね^^;
次回は前蛹になる準備について書いていきます!
お楽しみに(^O^)/