こんにちは^^
キタキカクの喜多理恵です。
昨日は六本木のミッドタウンに行ってきました。
目的はこれ ↓ です^^
サントリー美術館で開催されている
18世紀の日本画の二大巨匠を、二人の関係性や時代と関連付けながらフューチャーするという、ちょっと変わった試みの展示会です。
う〜ん……「同い年」いい響きです^^
近年、大人気の若冲ですが、私が彼を知ったきっかけは、確か2000年くらいに放映されていた宮内庁所蔵の美術品を紹介するテレビ番組だった気がします。
日本画でも、こんなに鮮やかで緻密な作品があるのかとびっくりしました。
例えばこちら。↓代表作「紫陽花双鶏図」
後の2006年に東京国立博物館で開催された若冲作品を中心とした展示会にも足を運び、多くの作品を直に観て、とても感動した覚えがあります。
そこでは、細密な日本画だけでなく、シンプルな線で描かれた墨絵などもあり、いろいろとバラエティに富んだ若冲の画才に、とても驚かせられました。
また、今回の展示で若冲と共にフューチャーされている与謝蕪村は私にとっては俳人のイメージのほうが強い人物です。
有名な句では
「春の海 ひねもすのたり のたりかな」
がありますね^^
だがしかし!!
絵、めちゃうまでした!!
今回の展示会でも目玉となっていたこの作品↓
「鳶鴉図」ですが、画像だと伝わりにくいのですが、光の表現が素晴らしかった!!
日本画ではよく見られる、色を乗せずに紙の白を生かした表現方法ですが、それを使い、ものすごく巧みに光を表しています。
この絵を前に立ったとき、自分の目の前に木漏れ日が見えるようでした。本当に素晴らしかったです。
そういえば、若冲の目玉作品↓
こちらの「象と鯨図屏風」も、紙の白が印象的な作品でした。
象の白い巨体は、まるで発光しているかのような神々しさ。
鯨の潮も、しぶきが天に向かって勢い良く登っている様子が生き生きと表現されています。
他にも二人の作品を時代順に追ったり、二人の交友関係を探ってみたり、面白い展示になっていました。
それにしても、平日の昼間に訪れたというのに、美術館の館内は大勢の人で混み合っていました。さすが若冲です。人気をまざまざと見せつけられました^^;
また、会期中は作品の入れ替えもあるようですので、前半と後半の二回、訪れるのもいいかもしれません。
ぜひ、オフィシャルサイトもチェックしてみてくださいね^^